【音楽】2017年のクリームソーダ
ゆるふわギャングのsophieeが昨日のリリパで「respectスーパーカー!」と叫んで1曲まるまる流したらしい。ゆるふわの目線を通してスーパーカーを聴きかえすと、たしかにダウナーな日曜日のサウンドトラックみたいだ。2017年の20代にとってのVelvet Underground。
スーパーカーは青森から突然変異的に現れたシューゲイザーだった。「青森の青くて広い空と何もない街の絶望と10代の疾走感が…」みたいな相変わらずなことを田中宗一郎が言ってた気がするけど実際そうで、ただ「何もない街の絶望」だけはピンと来ていなかった。東京に住んでたからね。だからそのダウナーさよりも疾走感を受け取っていた気がする。都会と地方のどちらにもなれないみたいなベッドタウンのガキだった。
今聴いていて、むしろ昔よりその「絶望」の部分が理解できる。日本は世界の地方都市になった。さびしくて甘くて居心地が良くて、未来がない。
ryugo ishidaは茨城県土浦からやってきて、sophieeという永遠の相棒と出会って地元に凱旋した。もっともっとどこまでもescape the paradiseしてほしい。