評論
サグめのラップばかり聞き慣れた耳には 「加藤ミリヤって歌上手いんだな」という今更なことが 妙に新鮮に受け止められたりする。 youtu.be 後半の短いバースに聞こえるECDの声。 声は聞こえどその風景の中にECDは見えない。 癌で闘病中の日本語ラップの始祖…
残念ながらこちらのカトルドさんの話ではなく、本家さんの方のお話です。 72時間テレビでのパロディのほう見てる間に本家さんのほうが来日され、パロディのヒドさを軽々と飛び超えたバッドガイぶりを見せつけてくれたようです。あ、鯉のエサの件がフェイクだ…
風景の見える演劇 「演劇には風景がない」 そう思っていた時期が私にもありました。 無隣館2期卒、現青年団演出部の柳生二千翔による作・演出の本作。批評家の佐々木敦氏が三鷹に作ったSCOOLというスペースで観劇しました。 scool.jp 冒頭に書いた通り、本作…
都合4日間、なんだかんだスマホにかじりついてました。 こんなことは本当に久しぶりの体験だった気がする。 hiko1985.hatenablog.com 感想として書きたかったことの8割は上記のリンクに書いてあってありがたい限り。ここには残りの2割についてだけ書いてみ…
——東南アジアの若手アーティストは、日本の同世代と比べて、内なるモチベーションが強いということでしょうか。 そうですね。日本でも2011年の震災以降は社会に関わるアートが注目されるようになりましたが、やはり「国家とは何か」「民主主義とは何か」とい…
回遊型演劇は面白い。とても面白い。 Sleep no moreより。観客は全員仮面を被って鑑賞し、亡霊として物語に「参加」するという重層的演劇体験 だからやりたい。やりたいのです。 …でも、「そもそも回遊型演劇って何よ?」って感じですよね?
曇り空の港町の風景。 志が高いのか低いのか計りかねる、灰色の景色。 映像のトーンもこの時点では決して上質とはいえない。 そんな風に映画ははじまる。 景色は寒々しいマンチェスター港から雪景色のボストンへ。 そう、曇り空のマンチェスターといえばイギ…
おそろしい完成度のものを観た。 チェルフィッチュの新作公演。 観たのは「God Bless Baseball」以来だから、約2年ぶりになるだろうか。 僕も過去作の「三月の5日間」で思いっきり衝撃を受けた多くの人間のうちの一人なので、その後もチェルフィッチュの作品…
「デモ」についての演劇を上演したよ ↓こんな感じのやつ。先月です。 今回は劇作家の綾門優季君(もはやマイメンと呼びたい気分の二十代半ばの青年akaもやしっ子。優れた作家です)が戯曲を書きおろすということで、その作品の演出を依頼されるという形で制…
こんな記事が上がってた。 trhbi.hatenablog.com とあるアルファツイッタラーさんによるイベントで頻発している犯罪行為疑惑と、それについての被害者の事後対応の報告。 「ブラックボックス展」ていうの、長蛇の列ができるほどの話題らしいけど、事件化する…
ゆるふわギャングのsophieeが昨日のリリパで「respectスーパーカー!」と叫んで1曲まるまる流したらしい。ゆるふわの目線を通してスーパーカーを聴きかえすと、たしかにダウナーな日曜日のサウンドトラックみたいだ。2017年の20代にとってのVelvet Undergrou…